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coach dog

Color No.K9 Coach Dog 1958~ 5/8oz (G650-10)

先月、ナマズ狙いで釣れた嬉しい外道の蛇頭。インドアフィッシングばかりではなく時々は出かけています…、というわけで今日は雷魚の話、ではなく口に引っ掛かっているジッターバグの


コーチドッグカラーについて、





1958年の登場以来、オリジナルアーボガスト期はもちろん、プラドコ時代になった後もスタメンであり続ける超定番のコーチドッグカラーです。コーチドックとはその昔馬車の傍で盗賊などから乗客を守った馬車犬のようで、ダルメシアン種が多かったために、ダルメシアン≒コーチドッグとなったみたいです。




コーチドッグカラーは、開高健先生の著書「もっと遠く!」(文春文庫)にも登場します。また、つり人社「別冊つり人 Vol.600 Old Tackle Anglers2 」ではJITTERBUGのステッカーが貼られた開高先生のスーツケースやタックルボックスなどが紹介されていたので、ジッターバグがお好きだったのでは?と推測できます。先生が好んで使われていたであろうカラーだと思うとより尊い感じがします。笑




コーチドックの色品番はK9です。(のちに10番)
1958年に662K9番として登場しました。写真のBOXの印字のように、5/8ozが650番、3/8ozが600番、1/4ozが630番…ときちんと整理されるのはおそらく1964年~65年頃です。1958年のカタログでは653Yはイエロー、663Oはオレンジブラックスポット、661Fはフロッグイエローベリー、610Sは3/8ozのシャッド…というように整理されつつありますがまだ途上段階な感じです。




上 60~70年代の出目(プレスアイ)のスタンダードサイズ 
(*右は実釣用なのでフックは交換していてオリジナルではありません)

下 80年代~の凹み目(フラットアイ)のピーナッツサイズとスピニングサイズ 




1976年頃まではK9の品番で、1977~78年頃にオレンジベリーが登場すると、ノーマルは10番、オレンジベリーは9番とカタログに記載されるようになります。
 (*オレンジベリーは実釣用なのでフックは交換していてオリジナルではありません)




小学生の頃、近所の川で釣りをしていた時、たまたまミミズ餌でナマズが釣れたことがあってあり得ないくらい興奮したのを今でも鮮明に思えています。以来、ナマズという魚種は私にとってかなり特別な存在になりました。
それから何年か経ってから、はじめてルアーでもナマズを釣ることができました。その記念すべきルアーが↑こちら(実物)のジッターバグでヒットカラーがコーチドッグでした。