ジッターバグ オールドヒストリー 3

■CURRENT JITTERBUG

2005年頃からは、オフトやスミスなどからプラスチックリップの復刻版やバーブレスのダブルフックが装着されたナマズ専用の「NINJA」「NAMAZU」カラーなどが発売されています。


こちらはスエード調に仕上げられたタイプ。


ビー玉風のラトルが入ったラムネカラー。(G655-RAMC)


2007年頃ダイワから発売された和風を意識した「源氏蛍」カラーとフレイムペイントの「ブラックホットロッド」カラー。源氏蛍カラーはホタルなので、おしりの部分は夜光になっています。
フッキング率を向上させるために、「エキストラシャープブラックフック」というフックが装着されています。ブラックホットロッドカラーは西海岸の人たちに好まれそうです。
(こちらフックが交換されてしまっていると思います。)

ジッターバグ発売以来、70年の時を経て今なお次々と新製品が発売されるのは、ファンとしてはとても嬉しいことです。


スミスのナマズ専用ジッターバグ「CF シリーズ」に新色が追加されました。(2009.3)
左は「LHBKB」、右は面白いカラーリングの新色「LHNIP」。どちらもなかなかの雰囲気です。

スミス公式サイト(CFシリーズ)はこちら →


オフトからは男心をくすぐる「クロームカラー」が発売されました。(2009.3)
アイの部分までオールクロームの塗装になっていて、大変かっこよかったです。

オフト公式サイトはこちら →


40~60年代のノンカタログカラーも復刻されました。(2009.6)
上の写真左は「BKHR」、右は「BLSK」。オールド品はまず見つからないTUFF(レア)カラーです。下の写真、「RHPD」(レッドヘッドポルカドット)はプラ製のオールドジッターバグで一番気になっていたカラーでした。復刻品を見たときは本当にびっくりしました。「MLT」の発注カラーのようです。

※最近の現行品はねじが「プラス」に変わり、リグも少し新しくなっているようです。


オフトからはさらに、すこしプレスアイ(出目)になった夜行ボディの「BLSKLM」「BHBRLM」が発売されました。(2009.8)
「BHBR」(ブルーヘッドブルーリブ)のオールド品もほとんどみかけません。クロームカラーもそうですが、オフトの企画の方はセンスがいいなぁと感じます。


2009年に発売されたアメリカ限定の「Wounded Series」。
【Wounded】とは、負傷した・傷つけられたと言う意味で、アイとギル部分に赤い塗装がしてあります。カラーは上段左から、「Perch」「Fire Tiger」「Black」「Frog/White Belly」「Coach Dog」「Bass」の6種類。


GAEA(ガイア)」オリジナルカラー、「流れ星」。(2010.4)
★部分は夜光になっています。川に降り注ぐ星屑のようでとっても浪漫的◎


アメリカ発売のウッドモデルの復刻。(2011.3)
オールドを意識した黄色い箱入り。日本でもオフトから発売されるようです。
カラーは上段左から、
「Red Head」「Blue Head」「Frog」「Black」「Yellow/ Silver Ribs」「Natural Wood」「Coachdog」「Perch」の8種類

以下lurenet.comより抜粋

Arbogast 3″ Wooden Jitterbug

When Arbogast started making Jitterbugs, they were all made from wood.
As time passed and technology change, they were made out of plastic.
Now after decades, we have brought back the wooden G650 as a lurenet exclusive lure.
We made 8 classic Arbogast colors in a replica Jitterbug package.


スミスからもビッグアイジッターバグシリーズが発売されました。(2011.3)
粋なカラーばかりです。
カラーは上段左から、
「S」「SO」「LBHH」「FRB」「FRA」「FPLS」「PSWB」「BRS」「SMBH」「KCH」「S-2」「14KCD」の12種類。

スミス公式サイト(ビッグアイジッターバグシリーズ)はこちら →

今回、オフトカハラジャパン魚矢の各メーカーからも同シリーズオリジナルのカラーが発売されています。


ひとつ上のスミスのビッグアイジッターバグの写真の左上2つ、「s」と「so」は2000年前後頃にも凹み目で一度制作されています。(マイルストーンさんと大阪の問屋さんによる制作のようです。)ストロベリーはレアカラーの中でもかなり上位に入る大好きなカラー。
左 “G650-321 strawberry” & “G650-SO Strawberry Orange”
(クリッカー仕様の“G655-S”もあります)


ストロベリーはもうひとつ2014年魚谷カラーで発売されています。スミスとはお腹と目の周りの塗装が少し異なります。
“G651-516 Strawberry”


マスキー(XL)でもストロベリーカラーが発売されています。(正確な発売年はわかりません)
迫力あるボディと可愛いカラーリングがミスマッチな感じです。
“G700-W336 Strawberry”


少し雰囲気が異なるけれど、一応ストロベリー。2013年の魚矢カラー。
“G651-514 Purple Strawberry”


苺三兄弟。


初代ストロベリーと同じ2000年前後頃に作られた金銀カラーのジッターバグ。お揃いで置くとやっぱり絵になります。銅カラーも欲しいかも…。
“G650-375 Gold?(正式名不明)” & “G650-105 Chrome”


2012~13年も各メーカーから限定カラーが発売されています。
少し調べてみたら30種類位ありました、全部はとても無理なので特に気に入ったカラーを4個だけ購入。(2013.2)

上段 2012年オフトの反射板入りカラー 「クリアーノーアイ/シルバープリズム」と
   その派生モデルで畜光板(グロー)のパープルコーチラメ (ナイルさんで購入)

下段 2013年魚矢カラー グリーンヘッドとユニオンジャック
   この2色は素敵過ぎです (アンドウさんで購入)

※ナイルさんのHPに「プラドコさんが今後はジャパンオリジナルカラーを作ってくれなくなる可能性が出てきたそうです」と表記されていました。少し残念です。ジッターバグやアーボガストが廃れて行かないことを願いたいです。


今年も新色を少々。(2014.12)

上段 2014年魚矢(たぶん)カラー 珍しいジョイントのブルーヘッド。
   おしり部分は少し色が異なりGLOWになっています。

下段 2014年魚矢冬季限定クリスマスカラー 「G651-518 SANTA」。
   北欧っぽい雰囲気でとても‟オサレ”な感じ。


ちょっと禁断症状手持ち無沙汰なので売れ残りのオフトの限定カラーをGet。ジッターバグが届くのはやっぱり嬉しい(2015.2)

左  OFT13(ブルーヘッドブルーリブ)、OFT14(レッドヘッドポルカドッド)。 
   2013年発売。

右  BWH(ブラックホワイトヘッド)
   2011年発売。なんとなくお化けみたい。

背景にあるトランプは以前から欲しかったリバースエッジ というメーカーのもの。ビンテージ仕上げで52枚すべて異なるオールドルアーがプリントされています。
(それなのに、52柄もあるのに、ジッターバグ柄はありませんでした。。。凹。)


2017年3月のアーボガスト公式サイト。左下4つがフロッグカラー。(2017.4)
たぶんこの4つがアーボガストオリジナルの一番新しいカラー(2013年頃の発売)です。
“G650-506 SWAMP FROG” “G650-507 LEOPARD FROG”
“G650-508 CRICKET FROG” “G650-509 BULL FROG”


ついで追加した2014年の魚矢カラーのピンクヘッド。(2017.4)
やっぱりアロースタイルが一番ジッターバグらしい感じです。
“G651-515 Pink/White”


2020年8月頃発売の新しいタイプのジッターバグ。(2020.9)
ルアーネット公式サイトでは「Jointed Jitterbug 2.0」と紹介されています。「2.0」とは新しいシステムにパラダイムシフトすることを表すようで、その言葉通り、リップやハンガー、フェザーなど、これまでとはかなり違う印象です。

全部で4種類。
“G621-535 Black Death” “G621-536 White Zombie”
“G621-537 Blue Kill” “G621-538 8Coach Hog”

上の画像は536番のホワイトゾンビカラー。個人的にはポルカドットとかサンタとかといったカジュアルなカラーの方が好きかも。

大きな世の中の流れの中で、フレッドという名も消え、ルアーネットというグループの中の小さな1カテゴリになってしまいましたが、それでもまだ「JITTERBUG」という名前のルアーが息長く続いていることはやはり嬉しいことです。



・JAPAN color List
*各年のメーカーは発売月ではなく五十音順です。
*発売年や品番など不確かなものもあります、ご参考程度にしてください。






JITTERBUG FAMILY へ続く